デイトレーダー 2005 8 12
デイトレーダーにとって、つらい季節がやってきたと思います。
夏休みになって、市場参加者が増えた結果、コンピュータの反応が重くなってしまった。
その結果、ある種のデイトレーダーは、死活問題となったはずです。
それは、2円や3円の「わずかな値動き」を取るデイトレーダーのことです。
「たった2円の上昇で、儲かるのか」という疑問があるでしょう。
下の図を見てください。
364円で買って、366円で、売ったら、2円の儲けです。
しかし、ある種のデイトレーダーは、364円で5000株程度買っていますので、
実際には、1万円の儲けとなります(手数料、税金は考慮していません)。
今の時代、アルバイトで、1万円稼ぐのは、大変なことです。
だから、ある種のデイトレーダーにとって、「たかが2円、しかし2円」なのです。
ところが、コンピュータの反応が遅いと、
こうしたデイトレーダーは、死活問題となるはずです。
2円の値幅は、活発な値動きをする銘柄ですと、十数秒で動いてしまいます。
それなのに、コンピュータの反応が遅くて、
「買い」の注文画面が開くのに、5秒ぐらいかかって、
「売り」の注文画面が開くのに、5秒ぐらいかかってしまうと、
入力している時間も必要なので、もうアウトだと思います。
こういうデイトレーダーのやり方を、スキャルピングと言うそうです。
スキャルピングとは、利鞘稼ぎのことです。
ネット取引が盛んなアメリカの株式市場では、こういうスキャルピングが多いそうです。